“強制徴用"という韓国の歪曲された「歴史認識」
今、韓国で「反日種族主義」を批判する本がベストセラーになっている。
この本の編集者の一人である李宇衍(イ・ウヨン)博士は、youtubeの動画の中で“強制徴用"という歪曲された「歴史認識」を論破している。
李博士は“強制徴用"という曲解が、朝鮮民主主義人民共和国を支持する在日本朝鮮人総聯合会(いわゆる朝鮮総連)の朝鮮大学の教員だった朴慶植が1965年に発刊した『朝鮮人強制連行の記録』という本から始まったと指摘する。
そして、実はこの本は、日本が朝鮮人に対して残酷な搾取をしたと煽動し、当時、進行中だった日韓国交正常化を阻止するために書かれた謀略本だったという。
しかし、いまやそれが、韓国の教科書にも記述されるものになり、韓国の人々がこの歪曲された歴史を信じるようになったという。
日本人なら、韓国のこんな事情を批判的に思うのは当然だが、ここでフッと思うことがある。
それは、同じことがこの日本でもあるということだ。
それはアメリカ・GHQにより押し付けられた東京裁判史観と呼ばれるものであり、軍国主義の大日本帝国が朝鮮やシナを侵略してアジア諸国に迷惑をかけた加害者だという歴史観である。
今も学校でこの史観に基づいた歴史が教えられているから、多くの日本人はアジア諸国に迷惑をかけたと信じこみ、自ら、反日の意識を身に付けてしまっている。
日本人がこれから日本の安全保障を考えるときに、もっとも障害となってくるのが、こうした歪曲された歴史観だ。